2015年5月12日火曜日

Emscriptenの"最新"のSDKを使う方法

Emscripten-1.32.2でマージされた機能の1つにダイナミックライブラリーのリンクサポートがあります。

In addition, Emscripten as of 1.32.2 has support for dynamic linking of JavaScript modules.

これまでもPOSIX API互換機能として<dlfcn.h>による実行時のコードによる明示的なdlopen dlsym dlclose はサポートされていましたが、 Emscripten-1.32.2 ではビルド段階で .a (スタティックリンクライブラリー)に加えて .so (ダイナミックリンクライブラリー)の取り扱いに対応しました。

さっそくこの機能を使ったサンプルについて私が設計を担当する開発チームから質問が飛んできました。

Windows版のSDKは最新もまだ1.30でそれを試すにはどうしたら?

なるほど確かに一般にEmscriptenを使うにはEMSDKを導入してから先、更新するにしてもemsdk updateemsdk install emscripten-1.30.0 のようにしか使っていない状態で、特にEmscriptenの開発状況を確認していないとその質問が飛んでくるのも尤も。Windowsの方は次の手順でEMSDKだけで既にEmscripten-1.32.2の機能を使えるので興味があれば是非ためしてみて欲しい:

先ず、”Emscripten Command Prompt” をWindowsのメニューなどから起動する。続いて以下の通り:

emcc --version # とりあえず現在のemccのバージョンを見ておいて損は無いでしょう
emsdk update   # apt や packman でもしますね
emsdk list     # とりあえず見ておいて損は無いでしょう
emsdk install git-1.9.4                 # list で INSTALLED なら不要です
emsdk install emscripten-incoming-64bit # これで incoming 版になります
emcc --version # 1.32.2 になりましたね?

こんな具合。ちなみに、 INSTALLED な SDK の切り替えは emsdk activate emscripten-1.30.0 のようにします。 emsdk をオプションなしで実行すると簡易ヘルプが出るので使い方を見ると良いです。

0 件のコメント:

コメントを投稿